2026 UCIトラック自転車世界選手権(第123回

ヴェロドロームでトレーニング中のトラック自転車競技選手
出典: Kato Blackmore / Unsplash(Unsplashライセンス・商用利用可)

2026年10月14日〜18日、中国・上海の上海ヴェロドロームを舞台に「2026 UCIトラック自転車世界選手権(第123回)」が開催されました。45か国379名の選手が参加し、男女各11種目・計22種目でメダルを懸けた激戦が繰り広げられた本大会では、イギリスが金6個を独占し、圧倒的な強さで総合首位に立ちました。

イギリスが金6個・計12メダルで総合首位

メダルテーブルで圧倒的な強さを見せたのがイギリスです。金6個・銀3個・銅3個の合計12メダルを積み上げ、2位のオランダ(金5個)、3位のデンマーク(金2個)を大きく引き離しました。特に女子陣が充実しており、女子個人パシュート(ミリー・クーゼンズ)、女子チームパシュート、女子マディソン(エリン・ブースマン&アンナ・モリス)、女子オムニアム(アンナ・モリス)で金メダルを量産。アンナ・モリスは今大会でマディソンとオムニアムの2冠を達成しました。

ラヴレイゼン(オランダ)がスプリント&ケイリンで2冠

個人で最も輝いたのは、オランダのハリー・ラヴレイゼン(Harrie Lavreysen)です。男子スプリントと男子ケイリンの両種目を制し、今大会最多タイの2冠を達成しました。ラヴレイゼンはここ数年で「世界最速スプリンター」の称号を確固たるものにしており、今大会でも圧倒的なパワーを見せつけました。オランダはさらに男子チームスプリント、女子スクラッチ(ローレナ・ヴィーベス)、男子1kmタイムトライアル(ジェフリー・ホーグランド)でも金メダルを追加しています。

男子個人パシュートはジョナタン・ミラン(イタリア)が制覇

男子個人パシュートでは、イタリアのジョナタン・ミランが優勝しました。グランツールでも活躍するミランは、スプリンターとしてだけでなくパシュートでも世界トップクラスの実力を持つオールラウンドな選手。見事な走りで金メダルを掴みました。男子チームパシュートはデンマークが優勝し、男子マディソンでもデンマーク(カール=フレデリック・ベヴォール&ラッセ・ノーマン・レス)が制するなど、デンマークもエンデュランス系種目で存在感を示しました。

全種目の結果一覧

男子種目

個人パシュート:ジョナタン・ミラン(イタリア)
チームパシュート:デンマーク
スプリント:ハリー・ラヴレイゼン(オランダ)
チームスプリント:オランダ
ケイリン:ハリー・ラヴレイゼン(オランダ)
マディソン:デンマーク(C.-F. ベヴォール&L.N. レス)
オムニアム:イウリ・レイタオ(ポルトガル)
スクラッチ:マシュー・ボストック(イギリス)
ポイントレース:マーク・スチュワート(イギリス)
エリミネーション:ティム・トーン・トイテンベルク(ドイツ)
1kmタイムトライアル:ジェフリー・ホーグランド(オランダ)

女子種目

個人パシュート:ミリー・クーゼンズ(イギリス)
チームパシュート:イギリス
スプリント:袁麗瑩(中国)
チームスプリント:中国
ケイリン:アリナ・リセンコ(個人中立選手)
マディソン:イギリス(E. ブースマン&A. モリス)
オムニアム:アンナ・モリス(イギリス)
スクラッチ:ローレナ・ヴィーベス(オランダ)
ポイントレース:ラーラ・ジレスピー(アイルランド)
エリミネーション:ロッテ・コペッキー(ベルギー)
1kmタイムトライアル:パウリーネ・グラボッシュ(ドイツ)

開催地・上海ヴェロドロームについて

今大会は中国・上海の上海ヴェロドロームで開催されました。最新鋭の設備を誇るこの施設では、中国チームが地元の声援を背に女子スプリントと女子チームスプリントで金メダルを獲得し、ホスト国としての実力を示しました。

まとめ:2028ロサンゼルス五輪へ向けて各国の実力が明確に

「2026 UCIトラック自転車世界選手権」は、イギリスの圧倒的な組織力と、ラヴレイゼン(オランダ)の個人パフォーマンスが際立つ大会となりました。2028年のロサンゼルスオリンピックを見据え、各国の実力関係が改めて浮かび上がった重要な大会といえます。

参考出典:Wikipedia – 2026 UCI Track Cycling World Championships / USA Cycling 公式サイト

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